平成16年度吹奏楽コンクールを終えて

吹奏楽コンクールのレポートという事で、私なりの感想を述べたいと思います。
今年は例 年よりも予定が早い事、出場者が少ない事等、エントリー自体、私自身考えるところがありました(>_<)
コンクールは出場して当たり前なんだろうか?
という事を改めて考える事が 出来た貴重な年になりました。
コンクールでも演奏会でも何でもそうですが、
同じ趣味を 持ってても同じ指向性を皆が共有できるかどうかは分かりません。
むしろ持てなくて当然 でしょう。
年令もこれまでの人生の過程も皆違うわけなので、全員が同じ方向に、よーい ドンは難しいわけです。
でもそんな中でも何か行事を積み重ねていこうとなると、
言い方は変ですが、何かが犠牲 になります。
時間、お金、精神的余裕等々…皆さんも心あたりがあろうかと思います。
それでも行事に臨むからには、そのような苦労を乗り越えてこそ、
掴める何かがあるからではないでしょうか?
何かとは何でしょう?まだ私には分かりません。結果なんでしょうか ?
その過程を通じて生まれた仲間との連帯感や信頼なんでしょうか?
ただ私が望むのは、 コンクールに限らず、
何か行事が終わったときに出来るだけ多くの仲間と共有出来る まさに「何か」が残って欲しい、という事です。
これについては賛否両論あろうかとは思いますが、 私はそう考えます。
趣味とは人生の糧になるべきものであるはずです。
趣味を 糧とするために私はこれからもやり続けたいと思います。
趣味が苦痛になってはいけません。それはどんなに悲しい事でしょうか?
コンクールとは直接関係ない内容になってしまいましたが、ご容赦下さい。
私も投げ掛けるような内容のくせに私自身で、その答えは分かりません。
どうか皆さん、音楽という趣味を通じて人生をより楽しみましょう。

鷺岡巌